P・M・Rカウンセラートレーニング 2018年 第3期募集要項

10年以上のキャリアを持つプロからのダイレクト・トレーニング

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●資料ダウンロード
P・M・Rカウンセラートレーニング
http://www.pmr-co.com/swfu/d/pmr_counselor_training.pdf
 
 

トレーニングにかける思いと理念

カウンセリングルームP・M・R代表の、ゲイの心理カウンセラー村上裕です。
2007年に創業して以降、P・M・Rはお陰様で無事10年を越すことができました。
これまでお支えくださった多くの皆様方に、この場を借りて、厚く、御礼申し上げます。
 
日本で初めてセクシュアル・マイノリティ当事者の心理カウンセラーであることを社会に公開し、社会事業体としてカウンセリングルームP・M・Rを創業して以降、本当にたくさんの方々とのご縁をいただきました。
 
心に向かい合う時間のなかで自分らしさを見つけ、自らの人生を切り拓いてゆく方々を見送る一方で、自ら命を断つ方々の訃報も多く耳にして参りました。
孤独と孤立の中で悲しい亡くなり方をする人を減らしてゆくという、創業当初からの理念のもと2016年5月より、心理カウンセラーの養成プログラムとしてP・M・Rカウンセラートレーニングを開始し、今に至ります。
 
私達の願いは、マイノリティであってもそうでなくても、誰もが幸せに生き、幸せに人生を閉じれること。
心理カウンセリングの取組みの中でおちからになれることがごく僅かでも、そのための支援をしてゆくことです。
 
ともすれば詐欺や共依存に陥りやすい心理支援の現場のなかで、ひとりでも多くの優良な心理カウンセラーを育てること。
そのカウンセラーがセクシュアル・マイノリティ当事者であるなら、自分自身に誇りを持ち、同時にカウンセラーの安全も保障できる環境を提供すること。
それが、P・M・Rカウンセラートレーニングのミッションであり、日本という複雑な文化の中でセクシュアル・マイノリティ当事者による心理カウンセリングを始めた私自身の責任であるとも思います。
このP・M・Rカウンセラートレーニングの、2018年度の第3期生の募集を開始致します。 
  
このトレーニングは、カウンセリングルームP・M・R所属の心理カウンセラーからの、ダイレクト・ティーチングを前提とした養成プログラムです。
  
急速に時代が変化してゆくなか、セクシュアル・マイノリティ(LGBTQI)の心理支援は、まだ遅れているのが現状です。
必要とされていて、けれどまだ居ないのは、LGBTを初めとするマイノリティの共通心理である「孤独と孤立」を深く理解しながら支援ができる、心理カウンセラーや心理支援者なのです。
 
誰かが必要としていて、でも、その必要としているものが存在しないのなら、創りだすこと、生みだすこと。
P・M・R創業時に感じた思いを広げ、伝え、LGBTの心理支援ができる人材を育ててゆくために、P・M・Rカウンセラートレーニングはあります。
実際のカウンセリング現場に同席しながらカウンセラーとしての経験を積むことができるという、画期的な仕組みも備えています。
(※心理学部のある大学やカウンセリングのスクールで、現場に同席する仕組みを備えている所は非常に少なく、実際にそれが実施されている所はもっと少ないのが日本の現状です。)
 
実際の心理カウンセリングの場で必要な心理学の勉強を行い、
 
実際のカウンセリングの場で欠かせないスキルのトレーニングを行い、
 
実際にクライアントと関わりながらカウンセラーとしての研修を行い、
 
人を支援するために必要な心の在り方を見つめ、人へ向き合う姿勢を考え、
 
肩書きだけでない、本当に人を支援できる心理カウンセラーを養成すること。
 
それが、このトレーニングが目指していることです。
 
 

トレーニングの背景 

トレーニングの背景として、カウンセリングルームP・M・Rでは2015年より求人募集を行って参りましたが、おかげ様で、多くの方よりご応募を頂きました。
多くの方からのご応募を頂く中で、より強く実感するに至ったのは、カウンセリングルームP・M・Rで提供させて頂いている、カウンセリングサービスにおける専門性についてです。
 
カウンセリングルームP・M・Rでは、その特性上、
LGBTに代表されるセクシュアル・マイノリティ当事者の方々
LGBTQI当事者の周辺家族(親、子、配偶者)
LGBTに限らない、社会的少数者の方々
在日外国人、HIVを初めとした疾病罹患者の方々
復職を目指す休職中の方々
セクシャリティを選ばず、性産業に従事する方々
という、社会の中で「少数派」となる方々から、多くのご相談をお引き受け致します。
社会的環境や心理的状況において、繊細なご相談者の方々へカウンセリングサービスを提供させて頂くにあたり、必然的にカウンセラーの水準が高くなります。
  
そこで、カウンセラーとしての経験と知識を惜しみなく提供し、優良な心理カウンセリングサービスを提供できる心理カウンセラーを育成するためのトレーニングを開催することを決めました。
このトレーニングプログラムで習熟を進めて頂き、習熟度に応じて、随時、業務委託をさせて頂きます。
(※業務委託時の詳細については社外秘情報となりますので、個別にお問合せください。)
 
 

このトレーニングに向いているひと、向いていないひと

 
このトレーニングは、以下のいずれかに当てはまる方に向いています。
 
・心理カウンセラーとして仕事ができるようになりたいかた。
 
・人の心や人生に関わる仕事をされたいかた。
 
・心理支援やカミングアウト支援を初めとする、マイノリティ支援をしてゆかれたいかた。
 
・人や物事の明るい面や善い面を探し、見つけようとする努力をするかた。
 
・セクシュアルマイノリティ当事者やご家族・友人等、関連のあるかた。
 
・既に心理支援者として仕事や活動をしておられ、より高いクオリティアップやマーケティング等のスキルアップをされたいかた。
 
 
このトレーニングは、以下の方には向いていません。
 
・他者批判や責任転嫁をするかた。
 
・ご自身の心を見つめることに抵抗のあるかた。
 
・主体的に努力せず、依存心の強いかた。
 
 
2020年のオリンピックに向けて、「LGBT」をキーワードに社会が大きく変動してゆく時代。
組織や個人の活動の中で、セクシャリティやジェンダーを深く扱うことのできる、多くの心理カウンセラーが必要とされています。
社会が必要とする心の支援を、熱意をもって提供してくださる方々とご一緒してゆけることを心から期待するとともに、多くの方からのご参加を願っています。
 
 

トレーニング詳細

 
【 募集期間 】
 
2018年3月22日(木)より募集開始。
2018年6月30日(土)締切。
トレーニングへのエントリーを頂き次第、個別オリエンテーションを実施して、具体的なトレーニングの説明や意識合わせ等をしてゆきます。
トレーニングは、ご希望に合わせて随時スタートしてゆきます。
 
 
【 プログラム内容 】
 
下記(1)~(6)のプログラムに、自由にご参加頂けます。
 
(1)カウンセリングサービス提供のために必要な心理学の知識については、指定の書籍や専用SNSでの学習にて実施。
P・M・R主催の心理学講座やワークショップについては、参加特典があります。
不明点や難解な点については随時、申請に応じて解説やレクチャーを実施します。
ご自身のタイムスケジュールに応じて、自由に学んでください。
 
(2)専用SNSにて24時間受付のフリーアドバイスシステム。
トレーニング参加者のみが参加できるSNSにて、24時間いつでも質問を受け付けます。
心理学の知識、セクシュアリティやジェンダーについての質問、心理療法や各種ケースについて、質問内容に制限は設けませんので、自由に活用してください。
 
(3)月1回~2回の集合トレーニング。
講師&トレーナー含め、参加者全員で集合できる日程を選出し、毎月、実践トレーニングを行います。
分析技法、質問技法、投影技法、心理療法(認知行動療法や箱庭療法、他)のトレーニング、ケーススタディ、マーケティングトレーニング他、カウンセリングの提供に不可欠な内容を徹底して行います。
 
(4)アシスタント、フリーエントリー。
カウンセリングルームP・M・Rにて開催する各種講座やイベントへ、アシスタントとしてエントリー可能です。
対象講座は、LGBTQIの心理学講座、LGBTの子どもを持つ親の保護者会、他、PMR主催の各講座やイベントです。
 
(5)個人カウンセリングへの同席。
心理カウンセリングの現場に、アシスタントとして同席して頂くことができます。
カウンセリングサービス提供後、カウンセリング中の不明点や疑問点について、自由に答えます。(※基本、クライアントの許可を頂けた場合に限定。)
 
(6)P・M・R主催の各種講座への、参加優待。
P・M・Rでは、様々な心理療法を体験し習得するLGBTQIの心理学講座と、LGBTのカウンセリングや心理支援について学問的に学ぶLGBT支援者のためのカウンセリング講座を開催しています。これらの講座の受講料優待の対象となります。
 
 
【 このトレーニングで修得できるもの 】
・カウンセリングサービスを提供するために必要なスキル。
・カウンセラーとして必要不可欠な現場経験の修練。
・心理支援者として必要な、プロとしての在り方。
・心理カウンセリングに必要な心理学の知識。
・LGBTの深い知識と社会背景への理解。
・心の仕事に携わる「喜び」の実感。
・ご自身がマイノリティ当事者である場合、マイノリティであることを活かす方法。
・キャリアと実績のある現役の心理カウンセラーからの、直接のトレーニング。
 
 
【 トレーニング方法 】
個人単位で行う個別トレーニングは、トレーナーとの都合を合わせ、随時ZoomやSkypeにて実施致します。
多人数で行う集合トレーニングは、内容に応じ屋内や屋外等で行います。
 
 
【 費用 】
プログラム費用:月額2万5000円(税込、前月振り込み)
 
 
【 応募条件 】
心理学を学んだ経験をお持ちの方を優遇致します。
全く学んだ経験が無い、という方は、トレーナーからのアドバイスを受けながらの自主学習がメインとなりますが、カウンセリングルームP・M・Rの心理学講座のご用意もあります。
 
何よりも熱意があれば、セクシュアリティや心理学の学習経験を問わず、どなたでも歓迎致します。

P・M・Rスタッフは、心理カウンセラーとなれるよう、誠実な指導とサポートをお約束致します。
 
 
【 定員 】
20名
(※定員に達し次第、応募は終了致します。)
 
 
【 募集範囲 】
日本全国から募集。
特に、北海道、東北、東海、九州、沖縄、等、LGBTの心理支援をこれから広げてゆく必要のある地域にお住まいの方からのエントリーを歓迎致します。
また、企業内・組織内に専門カウンセラーを設置されたい企業・組織の方々からの応募もお引き受け致します。
 
 
【 応募方法 】
このページの下記にあるエントリーフォームより、ご応募ください。
 
 
【 その他 】
Skype・ZoomやSNSを使ってのトレーニングが中心となりますので、物理的な距離や時間を問わずに行うことが可能です。
日本全国でLGBTの心理支援を広げてゆくために、幅広い地域からのエントリーを求めています。
これまでには、東京、神奈川、埼玉、新潟、愛知、三重、京都、大阪、佐賀、等の地域から、様々な方がトレーニングに参加されています。
 
他、不明点については、どのようなことでもお問合せください。
多様な方々からのエントリーを、心より、お待ちしています。